はり治療院 宝命堂の20周年記念日です

4月28日、はり治療院 宝命堂の開業記念日です。

本当に多くの皆様に支えられて、開業20周年を無事迎える事が出来ました。心から感謝の気持ちでいっぱいです。
20年前(2003年)のこの日、思い返せば何もかも初めての試みで、無我夢中でした。ただ傍に寄り添ってくれていた盲導犬フラッシュ(2012年11月24日享年16歳)がいてくれたお陰で、とても心強かったです。

1995年27歳の時、髄膜炎が原因で、突然、両目の視力を全く失ってしまい、全盲の視覚障害者となりました。けれど、この病で一度命を落としかけて、九死に一生を得ることで、人の生命の尊さを知り得ました。
病が原因で目が見えなくなったからこそ、見えてきたものがあります。それは、健康が人生の土台だと学べました。これからも一人でも多くの患者様の心身の病を少しでも治せるように、この鍼治療の道に精進して生きてまいります。
皆様、これからも、どうぞ宜しくお願いいたします。

 天国にいるフラッシュへ、君が傍にいてくれたお陰で、多くの困難な壁も乗り越えて来れました。心から有難う。そして、これからも、天国からずっと見守っていて下さい。君が私に授けてくれたflash・希望の光りをずっと大切に心に灯して生きていくからね。

中村美津子さんがお祝いに来てくれました。

宝命堂にとって、とってもうれしい出来事がありました。
何と、演歌歌手の中村美律子さんから開業20周年を祝って、立派な胡蝶蘭が届けられたのです。本当にうれしかったです。

実は、1998年11月、中村美律子さんから、盲導犬フラッシュをお贈りいただいたのです。

美律子さんと盲導犬フラッシュのお陰で、目が見えていた頃よりも多くの出会いを授けていただき、世界が広がりました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。2003年の開業した年、とっても不安でしたが、中村美律子さんが、私とフラッシュを励ましに来院してくださったのです。本当にうれしかったです。

1995年9月、髄膜炎が原因で、突然、両目の視力を全く失い真っ暗闇の世界になりましたが、無駄は無かったです。こうして美律子さんはじめ、多くの人達のやさしい真心と出会えたのも、このお陰です。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

これから私もこの人の世で、他の人の為に少しでもお役に立てれるように、他の人から少しでも必要とされるように鍼灸師として・人として精進して生きてまいります。目が見えなくなって、見えてきたものがあります。それは人の真心です。目が見えていたころは、人の真心が見えませんでした。
妻と娘達と出会えたのも、目が見えなくなったお陰です。

これからも、中村美律子さんと誓った、美律子さんは美しい演歌の歌声で、そして私は鍼灸師として、一人でも多くの人に笑顔になっていただけるように一期一会の精神で生きてまいります。
皆様、これからも、どうぞ宜しくお願いいたします。
   はり治療院 宝命堂 院長 蔦田貴彦