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重要な情報一覧

3種混合ワクチン(DPT)を接種しましょう

日本では百日咳を含むワクチン(4種混合、5種混合ワクチン)は乳児期(生後2カ月から1−2歳まで)に接種することが一般的です。
これによって乳児期の百日咳が予防されますが、残念ながらこの効果は次第に低下して、学童期以降は十分な予防効果がありません。
学童期以降の百日咳患者さんの増加を受けて、日本小児科学会では2020年発行の「子供の予防接種」において就学前および11-12歳での2種混合ワクチン(DT)の代わりに三種混合ワクチン(DPT)を接種することを勧奨してきました。当院ではこれまでDT ワクチンを受けていなかった児童にはDPT ワクチンを積極的に接種することを勧めてきましたが、ここでもう一度DPTワクチンの重要性を強調したいと考えます。アメリカや欧米では定期接種として5歳時、または10歳前後でDPTワクチン接種をしています。

残念ながら日本では三種混合ワクチンは有料(当院では一人3500円)ですが、ぜひこのワクチンの接種をお考え下さい。

受けてほしい人と時期
1:6歳未満・・・就学前に麻疹・風疹混合ワクチンと同時に
2:6歳以降にDPTワクチンを受けていない人・・・今すぐに
3:11‐12歳で2種混合ワクチンを受けた人・・・1か月以上空いていたら、すぐに



 高張食塩水の鼻腔内滴下で子どもの風邪罹患期間が短縮 2024.10.25

点鼻薬として、生理食塩水よりも少し濃度が高い高張食塩水を使うことで、子どもの風邪(上気道感染症)の罹患期間を2日短縮できる可能性のあるということが報告されています。一般に風邪に使用される薬(市販薬も含む)は症状を緩和する目的であり、罹患期間を短縮する治療法はありませんでした。またこの方法を使うことで家族内の感染も低下したと報告しています。
当院では以前より生理食塩水での鼻洗いを推奨してきましたが、今回高張食塩水(2.5%食塩水)も用意しました。
研究が6歳以下の子供で行われているため一応6カ月以上6歳未満の方を対象としていますが、年長者でデメリットが増えるとは思えませんので、希望の方は外来でお申し付けください。容器代として200円いただいています。
研究の詳細についてはこちらを参考にしてください。


newAI搭載インフルエンザ診断機器nodoca採用のお知らせ 2024.12.16

nodocaは、咽頭画像と体温や自覚症状等をAIが解析することで、インフルエンザに特徴的な所見や症状等を検出するインフルエンザ検査機器です。
厚生労働省が定める「新医療機器」の承認を、日本で初めて取得したAI搭載医療機器となります。この検査機器は6歳以上で口を大きく開けれることが条件ですが、鼻から棒を入れて鼻汁を採取する必要はないため痛みはありません。
この機器はあくまでもAIによる臨床診断であり、これまで行われていたウイルス抗原を直接検査するものではありません。
nodocaは発熱後12時間以内での初期診断に適していると言われます。
nodocaの結果が陰性であっても、発熱が続く場合には抗原検査を検査する場合がありますのでご理解ください。なお、同じ日にnodocaと抗原検査を行うことは保険上できません。

・nodocaについてはこちらを参照ください。

また、この検査では検査会社に匿名加工情報の作成等を依頼します。
・匿名加工情報の作成についてはこちら



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